オタ芸の”PPPH”は脳の「報酬系」を刺激するから楽しい!【オタ芸考察】

オタ芸の「PPPH」と脳の「報酬系」

オタ芸の”PPPH”とは?

アイドル、アイドル声優のライブにおけるファンのレスポンスに「オタ芸」というものがあります。

その中の一つに”PPPH”というものがあって、”ぱーんぱぱん・ひゅー!”なので”PPPH”というネーミングです。

nanapiで解説動画ありました…。シュール…。

”PPP”の部分でしゃがみ、ひねりを加えるのが正しいフォーム

この動画のように、最後の”H(ひゅ~!)”で飛ぶために、しゃがむ必要があります。

高く飛ぶためには、深くしゃがまなくてはならないのです。

さらに、右利きの場合、メリハリを加えるために”PPP”はひねりを加える必要があります。

一連の流れは「左にねじる」→「右に深くしゃがむ」→「昇竜拳のように左回転しながら高く飛ぶ」→「左にねじる」→…というフローになります。

これが、結構キツいです。

余談:ベーシックな”PPPH”と”名前被せPPPH”

ちなみにベーシックな”PPPH”は、”PPP”の部分は手拍子のみか、サイリウムぐるぐる回すだけで、”H”は「ひゅ~!」とだけ声を発します。

そして”PPP”の部分に「ゆ~かり!」のように、名前を被せるのが”名前被せPPPH”と呼ばれるやつで、言ってる側からすると楽しいのですが、演者の歌声と完全に被って聞こえなくしてしまうため、TPOはわきまえる必要があります。

脳の「報酬系」は行動に”ドーパミン”を出し「快感」を得る

脳には、「報酬系」と呼ばれる”ドーパミン作動性神経”があります。

この「報酬系」によって、”ドーパミン”が放出されると、「快感」を得ます。

特定の行動によって、「報酬系」が刺激されるようになると、「快感」を得るため、依存症の原因となることもあるようです。

ニコチンやアルコール依存も、このドーパミンを原因とするようです。

中脳から大脳辺縁系には、「脳内報酬系」と言われるドーパミン作動性神経があり、ニコチンや麻薬などの依存薬物は、この「脳内報酬系」神経に作用するため強い依存性を示すと考えれています。

脳内報酬系からはドーパミン、ノルエビネフリン、アセチルコリンといった興奮系の神経伝達物質と、セロトニン、βエンドルフィンといった快楽系の神経伝達物質が分泌されるため、多幸感、快感、緊張緩和、覚醒作用などの様々な作用を感じることになります。

引用:禁煙外来 | 旭川なかの呼吸器科内科クリニック

(http://seki-zensoku.com/nons.html)

「報酬系」の主な機能とは?

連合学習(古典的条件付けとオペラント強化)を生み出す

意思決定に影響を及ぼし、アプローチ行動を誘発する

肯定的感情、特に喜びを誘発する

とされています。

つまり、人間として生きていくために、生存に繋がる行動に「報酬系」が働き、その活動を繰り返すように促すのが本来の機能ですね。

”PPPH”は「報酬系」を刺激するから楽しい

”PPPH”は、しゃがんでジャンプを4~8回繰り返すので、なかなかにしんどいです。

それでも楽しいと感じるのは、まさにこの「報酬系」が機能しているからではないか?という仮説です。

 

”PPP(ぱーんぱぱん)”の時はしゃがんでいるし、演者も見えないので「つらい」。

でも、”H(ひゅー!)”の時はジャンプして、演者も良く見えるので「嬉しい」←ドーパミンが出ている。

この繰り返しなのではないか、と思うのです。

 

しかも、ファンはライブで、この動機付けを自ら繰り返し行っています。

つまり、”PPPH”は楽しいオタ芸でありながら、中毒性があり、演者に対する愛情を自ら深めていくというアリジゴクのような行動だったのです。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。