「SINGLE TASKー「いまここ」に集中する」(著:デボラ・ザック)の要約と感想

チクゼントミハイの「フロー」理論とか、「レジリエンス」力だとか、

「マインドフルネス」だとか、周りに流されない生き方としなやかさが、ここ数年でかなり注目されている。

 

『SINGLE TASK』という本も、同じ類の本だ。

基本的には「今ここ」に集中することを推奨し、ストレッサーになるデジタル機器から距離を置かせ、

いわゆる『人間らしさ』を取り戻させようとする。

 

何か一つに集中すること。

そのために、

①周りから邪魔されない環境を作ること(誘惑を断つこと)

②自分の頭の中の浮気心を抑えること(デジタル機器から離れること)

を勧めている。

 

また、

・効率的だと思っている会議中のメール返信は、かえって非効率であること(脳はマルチタスクできない。0.1秒で切り替える「タスク・スイッチング」をしているだけ)

・忙しさから抜け出せないのは、忙しいことによる「疲労で満足している」だけ。忙しくなるために、忙しくなっている状態

・「些末な多数」ではなく「ごくわずかな重要なもの(バイタル・フュー)」を見極めることが、質の高い仕事をするコツである

・バージニア大学の実験では、部屋の中でひとりじっと取り残された時、ひとりで考え事をして過ごす不快感に耐えられなくなり、大半の被験者が6分以内に自分に電気ショックを押したという。それくらい、ひとりで内省することは苦痛である。逆説的に、それだけ尊く、「内省することは他人に共感する力を持つ」とも言われている。

とも説かれている。

 

書かれていることは至極まっとうで、当たり前のこと。

しかし、それだけ実践出来ている人が少なく、常に無意味な情報に振り回されている証左でもある。

まずは目の前の出来事に、120%集中する必要があるのだ。